初等学部の理事長で、幼稚園の園長でもある港先生の熱い想い

2014年1月の記事一覧

小保方さんってすごい!

ⅰPS細胞を作り出した山中教授に続いて新型万能細胞STAPが理研の小保方晴子さんから発表された。30歳の女性と聞いて、二度驚きだ。現代のキューリー夫人のような気がする。英国の科学雑誌に投稿して、生物科学を愚弄するものだと一蹴されたときは、一晩中泣き明かしたという。今彼女にそう言った学者はかなりの負い目と羞恥心で己の心に恥じ入っているに違いない。すごい人がいるものだ。

実験に実験を重ねて、今日駄目だったらもうやめようとか、明日一日経って見て駄目だったらと、悔し涙と共に何度も眠れない日があったと言っていた。そうして5年の歳月が流れたと。あきらめることに成功はないと、あきらめには明日はないということを子ども達に話してきたが、今回のニュースは子どもたちへの良い知らせになる。

何かをなすことは大変なことだ。誰もが分かっている。しかしそれを確かに継続し、どこかで歯ぎしりをしてでもやり通さなければならないことがある。それができるかどうかで人の価値が変わる。忍耐力のない、すぐにあきらめてしまうような人間に育ててしまってはならない。そんなことは分かっているだろうが、ではどうしてそのような子が育ってしまうのか。しっかりとした目標を持てないからだ。

大人に従順な子でなくてもいい。多少言うことを聞かなくてもかまわない。しかし自分の良心と希望には従順に従うべきだ。目標に向かってまっしぐらに進んでいく子どもに育てたい。