初等学部の理事長で、幼稚園の園長でもある港先生の熱い想い

2016年6月の記事一覧

甘くはない

早速EU委員会や英国抜きの27のEU参加国の首脳会議があったが、英国に対しては冷たい意見が相次いだ。それは離脱ドミノを防ぐためでもあろうが、次の英国首相が決まるまでは離脱のための事前交渉は一切しないなどの申し合わせがあったり、離脱後の展望が英国にはまったくないとは一体どういうことだ、というような厳しい意見があった。英国の大使が『今まで通りのお付き合い』と日本に言っているけれど、英国がそう思っていても、EUは英国抜きで結束を固め英国からのものを締め出しにかかっている。日本の商社は英国を基点としてEUに商品を送り込んでいるから、そういったものにすべて関税がかかってくることになるので英国にいてもメリットが無くなってしまうことになる。

ピューリタン革命から逃れて、アメリカ東海岸に到着したメリーフラワー号に乗っていた英国の人が米国本土に根を下ろしたころには、米国原住民は9000万人ほどいたとされているが、それから2.3百年のうちに原住民は350万に激減してしまったといわれている。それはヨーロッパから移住してきた人たちの奴隷になったりして過酷な労働を強いられて、体力の消耗や病気が蔓延したりして減っていったらしい。それで足らなくてアフリカへ行って人間狩りをしたのだ。今さら移民問題を出すだけの資格は英国にはないだろう。

英国には連邦国家というのが53カ国ぐらいあるといわれている。かつて英国が植民地としていた国だ。コモンウエルズと言うらしいが、そのコモンウエルズがあるからEUと協定を組んで彼らに従う必要はないと言うことを真剣に言っている人がいた。大英帝国の懐古趣味である。とにかく英国がどうなってしまうのかしばらくは目が離せないだろう。EUのニュースが毎日報じられるが、あちらの人の名前は面白い。EUにはユンケル委員長という人がいる。殆ど風邪は引かないだろう。

朝から第二幼稚園で役員会があるというので顔を出した。議題はバザーについてだそうで、役員のほかにお手伝いさんもお願をして、毎年盛大に行っている。子どものためだと言え、頭の下がる思いだ。そのついでにというとおかしな話になってしまうが、明日からお泊まり会が始まるのでお家の人も心配しているだろうから、お家の人には「プーピータンシン!」と言えばよいと言ってきた。北京語で『心配いらない』という意味。昨年から私が楽しんでやっている。勿論ドントウオーリと英語でも教えた。みんな喜んで暗誦していた。七夕が各クラスに飾ってあって、「ドラえもんに会いたい」「空を飛んでみたい」など可愛いのが目に付いた。