初等学部の理事長で、幼稚園の園長でもある港先生の熱い想い

2017年7月の記事一覧

李下に冠を正さず

梨畑で冠に枝が触って冠が落ちそうになっても、冠を直そうとしてはならない。梨を盗っているように見えるではないかというわけだ。疑わしいことはしてはならないという戒めだが、加計学園の理事次長は安倍総理とは30年来の親友だと言われている。留学していた時の仲間でもあると言われている。そんな仲間では、忖度はあるだろう。何とか面倒を見てやれるものなら何とかしてやりたいと思うのが人情である。それ自体はとても人間くさくて悪いことではあるまい。全くそんなことはないと言い切るのは不自然だ。また前事務次官の前川さんが『行政を捻じ曲げられた』と言っているが行政の長は総理大臣で事務次官ではない。

問題は国民に平等であるべき行政が、一方的に個人に偏るということはあってはならない。しかしこの問題はだれが得をしてだれが損をしたのか?日本海で操業している日本の漁船が、北朝鮮の船に銃口を向けられたという問題の方が、すぐに反応して解決しなければならない問題だ。野党は国民のためにならないが、それに付き合っている自民党も同類の域をでない。尖閣列島に中国船が来て海底探査をしているという。日本の領海でなのに、中国政府の許可を得ているという。バカな話で、その対応も早急にしなければなるまい。何のために巡視船があるのか。

政府の一番大切なことは独立国家としての日本国を守ること。外国からの挑発に断固として日本国民を守ること。経済的な文化的な生活を保障するなどは国家が存続しているかということが条件である。いずれにしても安倍内閣はよほどのことがない限り再浮上するのは困難である。一個の人間を例えても、一度信頼を失うと、挽回するには難しい。すでに死に体である。じたばたしないで潔くした方が男らしい。