初等学部の理事長で、幼稚園の園長でもある港先生の熱い想い

立派な年長が始まった

第二幼稚園から立派な年長が始まった。それぞれ最初に何をいうのかを考えて来るようで、3人の応援者の中で誰が最初にいうのかというのが問題になる。というのはせっかく考えてきても先にいわれてしまうと、次の言葉が出てこなくなってしまうからだ。言葉に窮して「以上です!」なんていう子も出て来た。毎年そのようなハプニングがあるのでとても面白い。面白いなどというのは子どもたちに大変失礼である。緊張でいっぱいの顔をして懸命に仲間の良いところを考えてきているのだから、それにはきちんと応えてやらなくてはならない。ビデオにとってあるから見たい保護者には後で連絡がいくと思う。きっと涙が出てくる場面もあるだろう。

涙どころか笑い転がるようなシーンもあると思う。何故こんなに緊張するのかと思うくらい緊張してしまう子もいる。園長室というところが独特な雰囲気があるのかもしれないが、まあたまにはこんな緊張があってもいいか。見事に賞状をゲットすると園長室から出てくる子どもたちを待って、職員室にいる保育者から大げさな拍手喝さいがあるから、もらえた子は本当にうれしいだろうな。第二幼稚園は後2日ぐらいで全部終わるのではないかと思うけれども、その間に年少の保育参観があったり、劇遊びを見てやったりと続けてできないのが残念であるが、毎年このようなものだからペースを守ってやっていこう。

きょうの朝刊に大学受験のことが掲載されている。皆さんにお約束したようにどうなるのかというようなことを抜粋して書きだしてあるので、近いうちに保護者の皆さんにお配りすることができます。初等学部ではお話しいたします。だからといってそれほど神経質になることはありません。要は偏差値によってその子の一生が決まるということではなく、創造的によく作り出せることや、物事を批判的に捉えることや、今までよい子とされてきた事柄にメスが入れられる。あおば台の保育理念が、小中学校や高等学校でも通用するということが初めて明らかになった。如何にドリルを速くこなせるかなどは、全く無意味であることが実証されたのです。