初等学部の理事長で、幼稚園の園長でもある港先生の熱い想い

夏休みは誰のために

少年のころは、夏休みや学期末というのがとても楽しみであった。期末テストは、楽しみを現実にするためのどうしても通らなければならない少しばかり刺激的なものだ。夏休みにそれほど計画的に物事を決めているわけではないけれども、何故だか『休み』というだけで心がうきうきして、どうにも落ち着きがなくなるものだ。それが大人になると、それほど長期の休みには関心がなくなる。仕事に責任があるから、手放しでゆっくりと休めるなどのこともない。何もしないで三日も休んだら頭も体もぼけてしまうだろうと思う。

小中学校ではサマースクールがあって、子どもたちは元気に登校している。暑いのに机に向かうのも大変だと思うけれども、今の教室というのは冷暖房が備わっていてそれなりに快適に学習ができる環境にある。そのような環境を整えても、それが子どもたちにとってベストなのかと言う視点が大切だ。大人たちが良かろうと思って考えついたことでも、子どもにとってはあまり重要だということもないという場合がある。子ども中心に考えなくては子どもの中に入れない。

8月28日に幼稚園協会の研修があり、あおば台幼稚園が公開保育を引き受けた。31日からは例年のごとく穂高での『語る会』に参加して、第二の保育者はそこで劇を披露したりして大活躍であった。昨日の夕刻に土浦に帰って着て、今日は3年生の同窓会で明日は第二で卒園した3年生が集まる。何故3年生なのかというと、この年齢までは私の言うことを真剣に聴いてくれるからである。元気な姿を見せてくれることを期待している。夏休みの事故について連日報道されている。くれぐれも事故に遭わないようにして欲しい。