初等学部の理事長で、幼稚園の園長でもある港先生の熱い想い

普天間飛行場

世界の飛行場の中でも最も危険な飛行場として名高い。私は沖縄には4回ほど行ったことがあるが、そのうちの2回は宜野湾市に行って、普天間飛行場を見学させて頂いた。近くに小学校や病院があって、一時も早く移設を願っていたのは他でもない沖縄県民でなかったのか。名護市の市長が移設反対派の市長が当選したからと言って、国の計画や県の計画が白紙になるとは考えにくいが、マスコミがこぞって国に反対の手をあげているようだ。

国民投票でそうなったのなら頷けないこともないけれど、たかだか2万票ぐらいの事で国の方向が変えられるとしたら、それこそ独裁政治ではないか。名護市も独善的で、普天間飛行場近隣の危険な状況を何とか回避してあげようという気はないようだ。そもそもあそこに軍の飛行場があること自体がけしからんという気持ちもわからないことではない。が、日本は戦争に負けたのだ。沖縄県民も日本人ではないか。

先の大戦で負けたおかげで沖縄は占領され、返還されたのは佐藤総理の時で、その時のニュースは、日本国中変換一色に染まっていたからまだ記憶にある。沖縄県民は地上戦もあったし、本土よりは言葉に言い尽くせぬような辛く悲しい思いをしたということは理解している。本土にいる人だって、多くの肉親を亡くしたし、その苦しさは比べられるようなものでもなかろう。戦争が悪いんだ。もういい加減に怨讐を超えて、あの危険な飛行場を回避してほしいものである。

過去の戦争は誤ったものであるけれども、誰かれの責任を問えるものではあるまい。戦争に負けたのは私たちの責任ではないし、靖国神社参拝に反対する理由もない。むしろ他国からいちいち干渉される問題ではない。日本人として誇りを持って強く生きていく以外にどのような生き方があるのか。韓国や中国は安重根の記念碑を建てて、日本国民を卑屈ならしめようとしている。昔の事だったらすぐにでも戦争だろう。

歴史認識のないのは彼らだ。伊藤博文は当時世界でも最貧国だった韓国を併合すれば、日本国が疲弊すると言って最後まで併合することに反対であった。異論百出したが、併合した上で、わざわざ朝鮮人民と日本国民は同等であるというおふれまで添付した。お陰で今の韓国は清国やロシアの進駐を防ぐことができた。反対した伊藤博文が朝鮮総統に赴任したことが皮肉だ。日本国民として一番大切なことは、決して卑屈になってはならないということだ。