初等学部の理事長で、幼稚園の園長でもある港先生の熱い想い

研修詰め

昨日から水戸で泊まりがけの研修である。先月の29日には東京市ヶ谷のホテルで研修があった。幼稚園関係は、このところ制度の変更があって研修が多い。今まで手慣れた県の職員が事務手続きをしていたので、それほど繁雑には感じなかったが、認定子ども園や施設型給付と言うのが新たに加えられたため、事務手続きが各市町村に下ろされた。各市町村の職員も初めてのことだから、見当がつかないのか右往左往していて保育料の振り込み手続きが遅れている。このような法律ができたのだから、そのための研修会を開いて市町村の職員も危機管理に備えるべきであったろうに。何もこれは茨城の話ということではなく、全国の市町村に波及している現象だ。

認定子ども園に関する勉強会に勢いを感じるが、このまま幼稚園側が手を打たないで放置していくようなことがあると、幼稚園が無くなってしまうのではないかという危惧がある。そんなことを29日の全日の集まりで全日の会長に話をしたところ、『いやそれは絶対にない。今幼児教育振興法を提出して、幼児教育を確立していく』という返答であった。幼児教育というのは、幼稚園・保育書・認定子ども園・家庭教育に関するもの、地域社会に関するものとすべての幼児に関するものである。これは官僚の作文であって、全日のスタッフの発案ではないから、どうなるものだかわからない。幼児教育振興法が真に幼稚園のためのものであるように祈りたい。

新しい教員を連れて、知事との懇談会に出席してきた。知事と同席して忌憚のない打ち解けて話し合いが出来たものと思う。知事の仕事はストレスの多い仕事だと思うけれども、さすがにそのような素振りは全く見せない。知事がたまたま幼児教育に造詣が深いものだから、茨城の幼児教育界は有形無形にその恩恵にあずかっている。助成金や補助金を戴いても当たり前のように思っている輩がいることには、少しばかり腹の立つこともあるが、私が腹を立ててもしょうがない。しかし困った時には声を大きく張り上げるのも彼らだ。そのような人は何処の社会にもいるものだ。

今日はあいにくの雨模様だけれども、幼稚園のお泊まり会である。雨だろうが何だろうがそのような集まりがあると言うだけで子どもたちは喜んでいる。雨なら雨のように楽しくやればよい。キャンプファイヤーができないけれども、どこか時間を作ってやってあげたらいい。楽しみが増えるということだ。