初等学部の理事長で、幼稚園の園長でもある港先生の熱い想い

梅雨明け

やっと関東地方に梅雨明け宣言がなされたという。梅雨があったのかどうかも分からずに梅雨明け宣言と言われても、今一つ関心がない。このところ雨に打たれたという記憶がない。先日は東京でゲリラ豪雨があってその上雹も降ってきたというのに、茨城は蒸し暑く外には出たくない様相だ。上空では強い寒気があって、温かい地表の空気を吸い上げていく、それが積乱雲となって雷をもたらす。昔は雷雲とか入道雲とか言って、それにまつわる童話や昔話があってよく大人たちに話を聞かされていた。聞かされてと書いたのは、私はじっとしているよりもっと体を使って遊びたかったからだ。

夏は暑くて子どものころはよく裸で寝ていたが、雷様におへそを持っていかれてしまうと言われて、雷が鳴ると慌てておなかを隠したものだ。これも昔ながらと言え、よくできた話だ。子どもの教育も暮らしの知恵みたいなものがあった。悠々たる時間の流れの中で、心の豊かな時代を反映している。そんな遠い昔ではない。私も経験しているのだから戦後間もないころだ。きれいな夕焼けを見ていて時間を忘れていた時代があった。誰もが心のきれいな素晴らしい時代であった。

しかし日本の政治家は全く国民のためになることをしない。国民のためになることは官僚が税金をばらまいてうまく作用しているが、国民を守る政治家は一体何をしているのだろうか。野党は政局にしたくて、党利だけを求めているし、与党はそれに付き合うと言った体たらくだ。近隣の諸国はとりわけ中国はそういった日本の政治事情をよく知っていて、津軽海峡に中国艦船を何度も領海侵犯をさせた。野党の勢いはどこかの国に利をもたらす。そのようなことを問題にしたらどうだ。