初等学部の理事長で、幼稚園の園長でもある港先生の熱い想い

トランプは世界のリーダーか?

米朝会談が6月12日に予定通り行われることになったが、難題は全て後回しで、最初に日本が指摘していたように『会談のための会談』になりそうだ。意外とトランプの方がびくついているのではないか。金委員長は若いけれども、周りには老練な側近がついていて、まるでトランプを手玉に取っているではないか。今回の会談では人権のことは一切触れないそうだ。これでは拉致問題は解決できない。米国にとっても北朝鮮にとっても拉致問題は日本に対するカードとして残しておきたいのだろう。自国の問題を外国に頼っていたのでは周りの国から笑われるだけだ。

核を放棄した暁には日本や韓国、中国がその後の経済援助をするとトランプが言ったそうだ。米国は一銭も出さない。そんなリーダーがいるか。世界をかき回しておいて後始末は他国にやらせるとは、そんなリーダーのお先棒はかつがなくてもよい。しかし国民はその後に来るであろう干渉と制裁に耐えなくてはならない。北の拉致問題は他国を侵犯し国民を誘拐した犯罪だから、何なら武力に訴えても日本は国民を守るという気概を見せなければ、いつまでたっても拉致問題は解決しない。

日米の安保協定も見直した方がよい。日本は○で米国の植民地であるかのようだ。明治に開国した当時の不平等条約をそのまま使っているようだ。米国は日本では治外封建なのだ。米国の基地に日本人が入っていけない。裁判も出来ない。現代でまだ日本だけがこのようなことを許している。何故なら憲法9条第2項があるからだ。これをなくすと言っただけで近隣国は日本を見直す。日本が憲法を見直すことになると、なぜ戦争になるのか。国内に日本を弱体化させるプロパガンダがいるからだ。

いま政治は正念場を迎えている。子どもたちが誇りを持って日本国民として生きて行くことが出来るかどうか。太った豚より痩せたソクラテスとはかつての東大総長の言った言葉であるが、うまいものをそれほど食べなくてもよいから、誇りを持ちたいと思う。子どもたちにもそのように伝えていきたいものだ。明治を作った政財界の人たちに恥じぬような人間を作っていかなくてはならない。