初等学部の理事長で、幼稚園の園長でもある港先生の熱い想い

お泊まり会導入

『園長先生はみんなに何を話に来ましたか』と言うと、あおば台では『リヤカー祭りは楽しかったか?じゃない』と言っていた。『お泊まり会の話』と即座に応えたのは第二幼稚園の子だ。どちらの子にしても幼稚園の生活が日常的に一杯詰まっている話だ。心配なことを聞いてみると『ママに会いたくなったらどうするの』というのが多く、『パパに会えなくなるのがさびしい』というのは皆無だ。普段からの母親との密着度がよくあらわれている。会いたくなったらどうするのかという質問の答えとして、『布団の中でママー!と叫んで泣く』と言い、それでは練習をしてみるかというと、だれも乗ってはこない。

お泊まり会というのは子どもたちにとっては一大イベントであって、わくわくもするけれどハラハラドキドキもする。保護者と離れるときには、数は少ないけれどめそめそもする。いろんな感慨が交錯するけれども、始まってしまえば動揺などはどこかに吹っ飛んでしまって、仲間とともに与えられた仕事をしなければならない。飯盒でご飯を炊くのには技が必要だし、レストラン係は創造力が必要だ。それぞれに決まった仲間で助け合いながら一日を過ごす。だからあくる日には自分自身を大きく成長したと感じられる。また保育者がファイヤーストームを盛り上げるのも楽しい。

豊田真由子議員という女性には驚いた。桜蔭女子高校を出て東大へ、そして厚生省のキャリア官僚となりハーバード大学院を出た。俗っぽく言ってみれば、これ以上ない経歴の持ち主ではないか。二児の母親でもある。政治家となりこれまでは順風満帆であったろうに、秘書に暴行を加えてその時の会話が記録されていたので、逃げ道はない。せっかくの経歴も誰も救ってはくれないだろう。何かあるときにはどちらかが一方的に悪いということはないだろうが、このように社会的に重い役割を持っている方がとことん痛めつけられるものだ。この人どのように育てられたのだろうか。

昨日水戸のプラザホテルで橋本昌知事の支援団体代表者会議に行ってきた。20日の日は幼稚園団体の集まりをしたばかりで、いささか疲れ気味であった。広い会場に多くの立ち見のような人もいた。ある程度の選挙の勢力を推し量ることは出来るけれど、まったくそれが外れることがあるから気を引き締めなければならない。あのホテルに詰めるだけ詰めても、投票者数には追い付かないから。壇上での挨拶は自民党批判が相次いで行われた。少し気分が悪くなって外へ出てきれいな空気を吸いに行った。