初等学部の理事長で、幼稚園の園長でもある港先生の熱い想い

泥んこ祭り

泥んこは幼稚園の専売特許ではなく、初等中等学部でも行っている。たまたま米作りをするのに近くに田んぼを借りたのだが、これが広すぎる。だから田んぼの中の土を起こしたりするのには、私たちと子どもたちでは無理だ。それでトラクターを中古でかった。トラクターで田んぼの中を上手に行き来している農家の人を観ていると、簡単に出来ると思ってかったものだが、やってみるとそうはいかない。畑なども、何故あんなに平らに土おこしができるのかと、逆にその技術の凄さを思い知った。いつかは我々もそうなるだろう。

土曜日に水を張った田んぼの中に子どもたちが入り、駆け足をしたりボール遊びをする。顔中泥だらけになることをことさらに喜んでいる。そんなことをしているなら、漢字を覚えたり算数の問題でもといたら同だなどと思われる親御さんもいるかな。いやもうそのような保護者はいないだろう。むしろこの後の子どもたちの笑顔を観たり、楽しかったことなどの話を息もつかずに一気に話したりする、子供の情緒面の豊かさをきっと感じてくれるはずだ。教師たちも顔まで泥をはね上げて真っ黒になる。田んぼの中で泥んこ化粧を施したようだ。泥だらけになった若い女性の姿は、ここには載せられないだろう。

真に子どもたちのために生きているこの職業にある人たちは、仕事中は現象的なことを気にするなどのことはない。一生懸命さに頭がさがるが、幼稚園でも初等中等学部でも、懸命に仕事に打ち込んでいる教師に出会えて私は幸せだ。ありがたいことだ。明日は4年生以上の子どもたちが、ファミリア活動について、幼稚園へプレゼンをしに行く。どうなることだか、私が運転をして幼稚園まで子どもたちをマイクロバスで送迎する。