初等学部の理事長で、幼稚園の園長でもある港先生の熱い想い

近代史のゴミ

かつて日露戦争の結末で、ロシアが満州に拠点を持っていた遼東半島を日本が占領し(第一次大戦の時のドイツの領土だったかどちらか忘れた)、そのまま日本の領土としたのか無断借用したのかよく知らないけれど、その時三国干渉と言うのがあって日本はそこを即時手放した経緯がある。中国は清と言う国であったが、清国からは何の干渉がなかったのはそこは清国ではなかったことは確かだ。その地はロシアが管理していたり日本が管理していたりで混沌としていてどこの国のものかもはっきりしていなかった。そこを支配していたのは張作霖と言う馬賊と言われているがしっかりとした統治はしていない。張作霖を追い出し、そこに満州国を作ってしまったのは日本の軍部である。

日本はロシアにかったけれども、国は疲弊していて国民も疲れ切っていた。日清日ロと立て続けに戦争をしたものだから、国も兵隊も疲れ切っていた。日ロに勝ったとは言えどもこれ以上戦争を続けられないと言うところまで追い詰められていて、和平交渉を何とかアメリカにお願いした。日露戦争のときに英国に義理があって第一次世界大戦に参加してしまった。その戦利品である格納庫が右籾の補給所にある。ヨーロッパから戦争は始まっているけれど、そのヨーロッパやアメリカが一番恐れていたのが、その当時世界一の陸軍力と恐れられていたロシアであった。

そのロシアに勝ってしまった日本を欧州の列強国やフィリピンに手を出したアメリカなどが日本を放っておくはずがなく、何とか日本の軍事力を縮小させ弱体化させるということを秘密のうちに暗黙の了解事項となってしまった。露骨に手を出してきたのは軍事力の削減である。しかしこれに日本は従ったのである。日本は世界の策略にまんまと引っ掛かって戦争への道を選んでしまった。日本には世界戦略もなければ、情報の蓄積もないから負けるべくして負けてしまった。今は戦争もなければ平和な国になった。

しかし今こそ情報戦には予算をふんだんに使い、二度と戦争はしないという覚悟を新たにするべきだ。国連のどこかの部署から日本のテロ防止法についていちゃもんが入って、政府がそれに反論を加えているらしい。これは中国や韓国のロビーが動いていると見るべきだろう。これも露骨な内政干渉だろうが、思わぬ味方ができたとこ踊りしている野党はもう一度冷静に考えて戴きたい。どこの国の国会議員をしているのかと。この法律ができて困る国はどこの国なのか。日本ではあるまい。