初等学部の理事長で、幼稚園の園長でもある港先生の熱い想い

シンガポール

シンガポールにきている。ANAに久しぶりに乗ったけれども、沖縄を越えるところからずいぶんっと揺れていたのに、客室乗務員は何事もないようなそぶりで客 に相対していた。日本は地震が多いから案外気にならないのかもしれない。外国の航空会社では、すぐにアナウンスが入って乗務員も同じく座席に腰掛けて揺れ が収まるのを待つといった状況だ。偉いなと感心すると同時に大変な仕事だと思う。

かつて初等学部で英語を教えていた先生に会 いにきた。実はその先生の息子はあおば台幼稚園の卒園児だ。もう21歳になると言うのでどのような青年になっているのか、非常に楽しみであった。現在は徴兵に出ているけれども、なんとプロのサッカーチームに所属していると言う。驚いたけれども、驚いたのはそれだけではない。サッカーはいつまでもできないから、しっかりと国立の大学へ行って仕事に付かなければならないと思っていると言う。しっかりとした考え方を持っているしそれを実行している。

21歳にしては日本の青年と比べたらしっかりしている。日本の青年が大人になりきれない雰囲気を漂わせているのは、多分親の介入ではないかと思っている。子離れできない親が軟弱な青年にしてしまうのではないか。そればかりとは言えないが、大きな違いは徴兵制がある事だろう。 若い時から命をかけると言う経験をしたものはそれなりに心の基本的なものに筋金が入るものだ。