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不思議な世界 子どもの世界

これは見ていた先生から聞いた話だ。

年少組の女の子が素敵なおもちゃを持ってクラスを歩いていた。

それを見ていた女の子がやってきて「貸して」と交渉したが上手くいかなかった。

やがておもちゃの取り合いが始まったが、深刻な展開にならないで、引っ張り合いっこへ。

まるで引っ張り合いっこを楽しむかのようにとてもリズミカルだ♪

 

そこへ別の女の子が仲裁に入った。

貸さない子には「貸したくなかったんだね」

貸して貰えなかった子には「借りたかったんだね」

 まるで担任の先生にしてもらっているやりとりがそこに展開されたがその後が続かない。

仲裁の子にとっては、ラチがあかない、思うようにいかない時間がしばらくあった。

 

どうなることかと見守っていたが、「お昼の時間ですよ」のかけ声で解散に。

どの子もわだかまりなくお昼の準備に行き、それがあまりにも微笑ましくて、思わず笑ってしまった。

 

こんな風に子ども達は大人の予想を平気で裏切る。

子どもの織りなす世界は、摩訶不思議。

大人の尺度で見る事は子どもの世界にそぐわない。

『子どもには子どもにしか分からない世界がある』

それを心に置いていきたいと改めて思った。