2025年3月の記事一覧
卒園式
卒園式のこと。
あの日はとても不思議な一日だ。
いつも自由に伸び伸びと過ごしていいる子ども達に、厳粛な雰囲気を味わってもらうそんな日だ。
子どもは敏感に大人の気持ちに気付く。卒園式もそうだ。
しんみりとした大人の気持ちに触れて涙ぐむ子もいる。
式が終わりお別れの会になると、たかが外れまるで最後の時間を惜しむかのように心が躍っていた。
主体性を身につけ、他を思う心を持った子ども達に育った。
ご家庭での子どもの様子が幼稚園でも引き続き保障されたということだと感じる。
あとは、これから塚原学園全体の課題としたい「当事者性」を育てて生きたたい。
来年度からのことを考えると身が引き締まるしそれにもましてワクワクしている。
当事者意識
もう三月に入ったというのに、まだブログを1回も書いてなかった。
結構忙しい日々だった。
先週末に都内でセミナーがあり、信頼している方の勧めだったので参加した。
講師は二人。
一人は繊維業界の方でカンブリア宮殿にも出演された方。
もう一人が私が是非ともお会いしたいと思っていた工藤勇一先生だった。
だいぶ前に、麹町中学の学校改革を行い一躍有名になった工藤先生を知ったのはテレビの特集だった。
私が保育参観の日に保護者の皆さんに聞いていただいた話に「当事者意識」という言葉があったが、それを教えてくれた先生だ。
日本と韓国の子に「当事者意識」が欠如しているらしい。
受験があるのも日本と韓国と、、、アジアの中にあと数か国。
欧米にはないと聞いた。
であれば、子どもの日常がずいぶん違うだろう。
きっとゆったりと生活しているのだろう。
そんな日本になったら良いなとあこがれる。
当事者意識は、例えば砂場で遊ぶ子どもに「仲良く遊ぶのよ」「自分だけで道具を使ってはダメよ」「貸してって言われたら貸してあげてね」という、大人の声かけで失われていく。
確かにそうだ。
前園長の塚原港から、自分も現役の保育者時代に子どもを見守る大切さを何度も言われ、そうして身につけていった。
時代が変わり、それと反対の世界を求めるように世間が変わったのはどうしてだったのだろう、、、
色々と出口のない問いをつぶやくよりも、目の前の子ども達に本当の意味での主体性を身につけてもらおう。
本当の意味とは、当事者意識を伴った主体性!
これからのことを考えるとワクワクしてくる。