先生たちの保育への思いを紹介させていただきます

年少(3歳児)

 大学4年生の時にあおば台に教育実習に来ました。それまでに保育園を2園、幼稚園を1園見てきて、あおば台で私が思ったことは“子どもの目の輝きが全然違う”ということでした。

 “硬いお団子を作るのにはどうしたら良いんだろう…”“ロープ登りができるようになりたい”などと、自らやりたいことを決め、意欲的に過ごす子ども達の表情はとても生き生きとしていて、その中で得た自信や達成感、喜び、時に上手くいかないもどかしさなども、全てが子ども達の財産になっていくことを感じています。

 

 子どもと同じ目線に立ち、子ども達の小さな発見や喜びに共に驚き感動したいと思い日々保育をしています。子ども達の言葉には、はっと思うことばかりで子どもと共に成長させてもらっています。また、子どもと嬉しいことには全力で喜び、悲しいことには全力で悲しみ全力で笑い合える環境や生活に充実した毎日を過ごしています。

 子ども達の今までできなかったことができるようになる姿やまっすぐな瞳で私を見つめ「大好き!」と言ってきてくれる姿に先生をやっていてよかったと幸せな気持ちになれます。

 

 子どもの目線に立って、保育をしていきたいと思っています。“子ども主体の保育”がモットーのあおば台!!子どもが“やってみたい!”と思うことに保育者が耳を傾け、1人ひとりに丁寧に関わっていくことを大事にしていきたいです。1日1日を大切にして過ごすこと、子ども達をよく見て関わっていくことが大切なことと実感しています。

 

 私は、どの子も主体的に遊びや活動ができることを願って、保育をしたいと思っています。そのためには、保育者が子どもの「やりたい!」「やってみたい!」という思いにいち早く気付き、寄り添うということ。そしてもう一つ、子どもが「やりたい!」「やってみたい!」と感じられるような環境づくりです。子ども達が自ら意欲的に遊べるように心がけていきたいと思っています。

 

年中(4歳児)

 私は子ども達の遊ぶ力のすごさを毎日感じています。

「これは何だろう?」

「こうしたらどうなるのだろう?」

「明日にはなにか変わっているかも!」

と、興味があるものへと動き出した子ども達の姿はとてもキラキラしています。その中で子ども達の気付きや発見は面白く、園生活がどんどんワクワクするものになっていることを感じています。私はその遊びから学ぶ、小さな気付きや新しいものとの出会いを大切に保育していきたいと思います。

 

 日々の保育の中で、子ども達1人ひとりが自分の考えていること・感じたことなど遠慮なく出せる関係性と環境を意識しています。“楽しい”“嬉しい”“驚いた”という思いはもちろん、“嫌だ”“困った”“悲しい”“怖い”といった思いを、仲間に対しても、保育者の対しても“出して良いんだ!”と感じ、安心して過ごせるようになることで本当に自分がやりたいと思うことに対して、迷うことなく全力で向き合っていけるのではないかと考えています。

 1対1で話した方が思いを出しやすいのか、保育者が仲介していくことで安心して思いが出せるのか、聞いてもらうことで満足なのか、意見が欲しいのか…その時々の様子を気にかけています。自分の思いを伝えたうえで、相手の思いを聞き、自分でその後どうするかを考えて行動するという繰り返しを大切にしていきたいと思っています。

 

 私は保育の中で明るく元気いっぱいに毎日笑顔に溢れること、そしてどんな事も全力で楽しく取り組み“幼稚園、楽しかった!”と思ってもらえるような保育をしていきたいと思っています。初めての集団生活で緊張や不安を感じる年少さん、色々なお友達に目が向き、自分と相手との思いの違いに葛藤や戸惑いを感じたりする年中さん、仲間意識が強くなり年長としての自覚を持つ年長さん。私は1人ひとりの性格や個性を大事にしていきながら、その子その子に合った声掛けや関わり方を改めて意識しながら保育を行っていきたいと感じています。

年長(5歳児)

 やりたい遊びや面白いことを見つけた時の子ども達の表情はとてもキラキラしていて、わくわくした気持ちが溢れているなと感じます。楽しさを感じられるよう、遊びに出会うきっかけを作ったり、子ども達と全力で遊んだり「やってみたい!」という思いを大切にしながら関わることを意識しています。

 幼稚園生活の中で好きなことや楽しいことを見つける心が大きくなってほしいなと思います。そして、困った時に助け合ったり、どうするか一緒に考えたり出来る温かい仲間関係が出来たらと思っています。困っていることを伝えてくれた子の思いを受け止め、子ども達が自分とは違う考えや思いのお友達の存在に気付いたり、色々な解決方法を知ったりする経験を積み重ね“困った時は助けてくれる人がいる”ことを感じ安心して過ごせたらと思います。

 

 私が保育をする中で大切にしていることは2つあります。

 1つ目は子どもの主体性です。“先生に言われたからやる”のではなく子ども達が“やってみたい!”と思えるよう言葉掛けや関わり方を工夫しています。また好きな遊びの中でも子どもが興味関心を持ったことを行えるよう環境を整えることが大切だと感じています。例えば「ピカピカの泥団子を作りたい!」と言う子がいた時、様々な砂や布を集めて試しながら遊べるよう素材を用意しました。自分の考えやひらめいたことを仲間に伝え、夢中になって遊ぶ経験はとても大切です。

 2つ目は子どもの気持ちに寄り添うことです。子ども達にとって安心して自分の思いを話せる存在になりたいです。子ども達と一緒に思いっきり遊んで、笑って、「幼稚園楽しい!」と思えるような保育をしていきたいと思います。

 

 私が小さい頃の保育園の先生は、いつもおおらかで優しく「大丈夫だよ」と笑顔いっぱいに受け止めてくれる先生でした。そんな小さい頃の先生との出会いが私が先生を目指した理由です。

 あおば台の中には何に対してもやってみたい!と好奇心旺盛な子、一つ一つ丁寧にじっくりと考える子など個性あふれる子ども達がいます。そんな子ども達がその時々に感じる“嬉しい”“楽しい!”“面白い”と伝えてきてくれる気持ちを共有し、寄り添った視点から子ども達と関わることを大切にしていきたいと思っています。その子らしさや、その子自身が新しい自分と出会えるように、一緒にできたことを喜んだり、面白がったり、時には悔しさや悲しさ・葛藤する気持ちも受け止め、安心できる園生活へ繋げていきたいと感じます。1人ひとりがわくわくする園生活を過ごしていけるよう子ども達と関わっていきたいと思います。

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 あおば台第二幼稚園は私の母園でもあります。私が幼稚園児だった頃、先生の優しさにたくさん触れました。あおば台では、『だめ』が全くないので、「やってごらん!」「やっていいよ!」がたくさんで、毎日が楽しく、わくわくしながら通っていたことを覚えています。“幼稚園の先生になろう”と思ったのも、“あおば台の先生みたいになりたいな”という憧れの気持ちからでした!

 第二幼稚園の先生になり、保育をしていく中で、自分の幼少期を思い出しながら、子ども達の気持ちに寄り添って、1人ひとりの“やってみたい!”の気持ちを大切に保育したいと改めて感じています。“初めて出来た!”“初めて知った!”という“初めて”や“嬉しい”“楽しい”“面白い”という気持ちも共有しながら、『明日も幼稚園楽しみ~!』と思ってもらえるように一緒に過ごしていきたいと思います!

 

 初めてあおば台幼稚園を訪れた日。デッキに並んだたくさんのダンボールの家に入り込んで遊ぶ子ども達。小さな空間の中にままごと道具を運び、お友達とぎゅうぎゅうになって遊ぶ姿はとても生き生きしていました。私が子どもだったらこの幼稚園に通いたい!なんて楽しそうなんだろう!とワクワクしたことは今でも心に残っています。

 それからずいぶん経ち、活動も子ども達の姿に合わせて変化していますが、子ども達と一緒にワクワクする気持ちは変わらず大切にしたいと思っています。4月、入園してくる子達は、初めてお家の方と離れる子も多いと思います。初めての幼稚園、先生、お友達。安心して“幼稚園って楽しい”と思えるよう、子ども達の思いを大切に保育していきたいです。

 リヤカーや泥んこ、動物たちやお友達との関わり。子ども達が今だからこそ楽しめること、経験してほしいことがたくさんあります。“やってみたい”と思ったことを思う存分、満足するまで経験できるよう子ども達と過ごしていきたいです。ドキドキワクワクを一緒に共有していきたいです。

 

 私は、子ども達が“自分の気持ちを自分の言葉”で伝えられるようになると良いなあと思って保育をしています。

 恥ずかしい気持ちや不安があると、言葉にするのが難しい子には保育者が橋渡しを行っていくように心掛けています。例えば「○○ちゃんはどうしたかったのかな?」と聞き、一方の子に「○○ちゃんはね…」と相手の気持ちを伝えるようにすると少しずつ思いを口にすることができるようになっていきます。そして、お友達との交流も深まり、やってみたいことの共有も出来るようになっていくと感じています。

 

 自分の子どもが小さい頃、食が細かったこともあり年少さんの給食のスタートは、とっても大切な時間のように思えます。少しでも楽しくウキウキした気持ちを持って欲しいと願い、前日から「明日はみんなで同じご飯を食べられるんだよ!楽しみ!」と話しかけます。給食初目は、給食車が着く前の手洗いうがいの時間から、子ども達と「楽しみだね、もう届くかな」と待ち、配膳しながら「食べられなかったら言ってね」と安心して全員がいただきますができるように願いを込めて1人ひとりの様子を見ます。そしてみんな笑顔で「いただきます」。はじめは食べられない子も多く残飯もたくさん出ますが1人ひとりの好き嫌いや食べる量を把握していき、少しずつ少しずつ食べられる野菜の種類や量も増えていきます。年少さんの3学期は1人ひとり食べる量は違うものの残飯はほとんどなくなります。

 そして年長さんの一学期、野菜を自分達で育て、”先生作って!“と持ってきます。今年度は2本のナスを1クラスみんなで、どんな味にしたらおいしいと言ってくれるかな?と考えながら何度も味を変えてみました。“美味しかったありがとう”の声に励まされる楽しい時間でした。

 

 毎年4月。「今年はどんな子ども達が入園してきてくれるのかな?」と楽しみにしています。初めは泣いていたり、緊張している子も次第に笑顔になり、夢中で遊んだり、できることが増えたり…様々な成長を見ることができ、その度に私も嬉しく思っています!その中で子ども達の“良さ”もたくさん見られます!いつも周りのみんなを明るくしてくれる子、お友達のことを一生懸命応援してあげる子など…1人ひとりペースも違い、好きなこと、苦手なこともあるかと思いますが、保育の中で私なりにその子の“良さ”をたくさん見つけていき、自信につながってくれたら!!と思っています。

 我が子達もあおば台幼稚園を卒園しました。先生やお友達に囲まれて、思い切り遊び、様々な経験をしたことが今でもずっと生かされ、『元気の源』になっているような気がします。子ども達1人ひとりの思いを大切にしていきながら、一緒にたくさん笑い、楽しく過ごしていけたらと思います!

 

 私には年少の息子がおり、4月から土浦にあるあおば台幼稚園に通っています。我が子は、幼稚園に入園して日々過ごしていく中で、お友達や先生が大好きになりました。「○○くん今日、風邪で休みだった!」「○○ちゃんと遊んで楽しかった!」「○○先生が泣いてたら来たくれたの!」などと話しをすることが増え、家以外にも“自分の居場所”ができたことを感じ、嬉しく思っています!!“今日も幼稚園に行くぞ!”という気持ちが伝わる毎朝の姿からは、たくましさと誇りすら感じます。そんな安心して過ごせる自分の居場所があり、その環境の中で沢山の人と関わり、様々な経験ができることは、子ども達の自信そして成長に繋がっていくと思います。

 まずは、私も1人ひとりの子ども達に寄り添い、思いに共感し、安心できる場所・安心できる存在になっていけたらと思います。幼稚園で過ごす1日1日を大切にし、子ども達と一緒になって嬉しい!楽しい!悲しい。悔しい。など色々な気持ちを感じて過ごしていきたいと思っています。