主語が違います。その意味、知っていますか?(7・8・9年生)
先日、模擬試験があって、
きのう、すこし国語の授業で子どもたちに聞いてみたんです。
「模擬試験の意味ってなんですか?」 って。
思っていた以上にちゃんと応えてくれて、
(教師がふだん伝えていることがちゃんと残っているなーと、感じられることもありました)
彼らの意見の中に、「現在の自分の実力を知るため」
っていうものがあって。。
たしかに、そうなんですよ!
でも、そのことをみなさん、本当に理解していますか?
よく、
「私は数学が苦手」とか「英語ができない」とか、いいますけれども、
ちがいますよ。
「いま、数学が苦手なだけ」だし、「まだ、英語ができない」だけでしょ?
「いま、数学が苦手」なのが、、いつの間にか
「わたし、数学が苦手」って思いこんでしまう。
いつの間にか、主語を変えてしまうんです・・・
…そう さいしょに思った(決めた)のは、、だれ?
おそらく自分自身ではありませんか? 自分でそう決めちゃったんじゃないの?
そんなレッテル(決めつけ)貼っちゃダメです!!
「いま、できない」ことと「私が、できない」こととは 全然違います!
だって、人間なんて、生まれたときは 泣くこと以外何もできなかったんですよ?
それを少しずつ、今ではいろんなことができるようになっているじゃないですか!
「いま、できない」を、できるようにしていくのが学習で、
「どうやって」を示すのが 教師の役割で、
あとはじぶん次第ですよ。
だから、自信なんて、あまり意味がないんです。
ただ、やる。
それだけです。
自信があってするわけじゃなくて、しているうちに自信がつくんです 。
(やる前から自信があるって言われても…そんなの当てになりますか?)
そして自信を持ちたいかどうか、それを決めるのも
やっぱり自分です。
学校で自信を「持たせる」ことはできるけれど、
その持たされた自信はまだとちゅうのナニカで。
そのタネ(可能性)を、
それをホンモノに変えられるのは、どこまでいっても、
やはり「じぶん」なんです。
だから自分を育てましょう。
だって、それはかけがえのないモノで、それこそ
自分にとっては他のなによりも、大切な事ではありませんか?
ほっといたら、もったいないですよ
大事にしないのは、正しいですか?