過去の生き様,じゃあ未来では・・(7・8・9年生)

司馬遼太郎という人が書いた『坂の上の雲』という小説がある。

明治維新をとげた日本は西洋列強に追い付くため,全力で走り出した。

この小説の登場人物は日露戦争で活躍した秋山好古・真之兄弟,そして文学界に大きな足跡を残した正岡子規である。3人はこの「明治」という時代を懸命に生き抜いた。

 

この時代は激動の時代である。江戸時代の旧身分は平等となり,努力すれば官吏にも教員にでも何でもできるようになった。もっとも根強い差別意識はしばらく残っていたが,当時の人々からすれば「よっしゃやったるぞ」という意気込んでこの時代を突き進んでいったと思う。

 

さて現在。

間もなく「平成」が終わりを迎える。

明治期のような混乱があるわけでもないが,時代の転換期が近づいてはいるという点では,789年生の皆さんは思うところがあるのではないだろうか。

 

旧時代と新時代の間にいる今,皆さんはどんな時間を過ごしたいだろうか?