8年生の国語授業 〈より効果的に伝わるように、推敲する〉

【構成や表現の効果について考えて、文章を推敲する。】

…という目標で、教科書に記載されている文章を、各チームごとに(生徒たちが)推敲しました。

 

今日は校長先生も授業に参加!!

生徒たちが書いたものについて、講評してくれました♪

せっかくですので、保護者の皆さまにもご覧いただき、よく推敲できているものに

「イイネ!」をお願いします^^

 

 

参考までに、チェック項目(推敲する際の観点)を、4点挙げておきます。

※もちろん、心象で評価を決めてもらって構いません。

 

① 読み手や目的を考えて、不要な情報は削除する。

② 順序を入れ替えたほうがよいところはないかを検討する。

③ 興味をひく書き出し、言葉の選び方、臨場感のある描写、会話文の使用、文末表現の工夫など、表現を工夫する。
④ 読み手の興味・関心をひく見出しを付ける。

 

 

以下、原文(推敲する前の文)を載せます。

※タウン誌に載せる記事として書かれています。

 

 

みさき峠(とうげ)茶屋の海鮮だんご汁

 

 みさき峠茶屋は、町の中心から二キロほど離れた、海のよく見えるみさき峠にある。ここのだんご汁がおいしいと聞き、峠の茶屋に行ってみた。

 峠から見える海の景色を楽しんだ後で、だんご汁を注文すると、土鍋で運ばれてきた。すぐに海産物を煮た匂いがした。蓋を取るとカニとエビ、イカなどが美しい。スープをいただくと、魚介のだしが効いていた。魚のすり身のだんごはひと口サイズで腰があり、カニやエビとのバランスがいい。ほかにもみさき町で捕れる海産物がたくさん入っていた。

 みさき町を訪れた観光客に、「みさき町で何がよかったか」というアンケート調査を行った。その結果、意外にも「みさき峠茶屋の海鮮だんご汁」が、観光名所に交じって三位に入った。それが十分納得できる味だったが、値段は千二百円と、やや高い。まだ食べたことのない人は、ぜひ味わっていただきたい。