心の支え(7・8・9年生)

先日,図書室にふらっと入った時に『少年少女世界の文学』(タイムライフ図書販売株式会社)という本を見つけました。表装がとても素敵です。

                                                 

私はその中でギリシア神話,イソップ物語,北欧神話が入っているものを借りて中読書の時間にしばらく読み進めていきました。

 

最後の解説は三浦朱門さんが書いてらっしゃいました。三浦さんはかつて文化庁長官もつとめられた作家さんで有名な方です。解説の中で三浦さんはこんな言葉を記しています。

 

「・・みなさんも,めんどうなりくつをぬきにして,この神話をおもしろがってよんでください。・・・そうするといつのまにか,この神話はおいしがって食べたものが,からだの栄養になるように,あなたがたの心の栄養になっていることに気がつくときがくるでしょう。心の栄養は,人が生きているかぎり,一生涯にわたって,その人の精神のささえになってくれるのです。」

 

「心の栄養」は文学に限らず,いろんな分野でみることができます。

それは音楽や乗馬かもしれないし,鉄道模型かもしれません。

 

私は「歴史」でした。当時の人たちの生き様をみていくことは今も私にとって大きな支えの一つになっています。

 

『少年少女世界の文学』との出会いでふとそんなことを考えていました。

 

ご縁ってのは大事なものです。