いじめらたり、けんかしてお友達が出来なかったら、と不安にな...

いじめについては、今の時代に保護者の方が不安になるのはよく分かります。
幼児期は大人のような気持ちがもてるほどの発達をしていませんから、
陰湿ないじめは無いと考えています。
それでは10代の子のニュースになるような事件はどこに背景があるのでしょうか。
子ども達が大きくなると、点数を競う競争社会に入っていきますが、
そういう中で、他の人に共感する気持ちや、思いやりなどが育っていくのが
阻まれていると言われているこの頃です。
いじめは昔からあったといいますが、ニュースになるような陰湿ないじめは
このような環境にも原因があるようです。子どもだけが悪いと言うわけではないのです。
あおば台では子ども同士のかかわり合いの中で、お友達の気持ちに共感すると言うことを
保育の中でとても大事に考え、保育案にも入れ、日々大事にしていますが、
実際にもそのような姿が多く見られています。
その為には子ども達が自然な形でかかわる時間がきちんと保障されなければなりま
せん。自然なかかわり…そんな中では当然ぶつかり合いも起きます。
けんかも起こるでしょう。しかし、子ども達の発達は未熟ですからそこに保育者の役割があるのです。
保育者が状況に合わせて、仲裁をし、相手の思いを橋渡ししていったり、どうしたらよかったのか一緒に考えたり、お互いの気持ちを切り替え、また遊び出せるように配慮すると言うような援助を行っています。
幼児期にこれらのことを十分に見ていかないと、その後の育ちがでこぼこになると感じています。