入園に関するQ&A
入園Q&A
補助金制度はありますか?
土浦市の場合、保護者の方の納税額によって、月3,000円の保護者助成金が支給されます。
入園後に詳細の載ったお手紙をお渡しいたします。
3年保育か2年保育で迷っています。
今は少子化で家庭で他の子と遊ばせる環境がない方が多く、そういう場合には3年保育をおすすめします。
今の子ども達は実体験がとても少ないために、幼稚園というところで生活することが重要な意味を持っていると感じます。
色々と悩んでいるときには遠慮なく幼稚園にご相談ください。
どんな行事がありますか?
18年度例
4月 入園式、保護者会、家庭訪問
5月 プレイデー(保護者参加)
6月 保育参観、プール開き
7月 七夕集会、お泊り会(年長)、個人面談
8月 夕涼み会
9月 親子遠足
10月 子ども運動会(年中長)、年少運動会、ウォークラリー(年長)
11月 保育参観
12月 もちつき、個人面談
2月 生活発表会(劇、年中長)保育参観(劇あそび、年少
3月 お別れパーティー、卒園式、個人面談(年中長希望者)
グループ面談(年長)
給食とお弁当が半々の理由を聞かせてください。
こんなエピソードがあります。
入園したての頃、息子に「幼稚園で、お母さんを思い出すことある?
どんなときに思い出す?」と聞いたそうです。
わが子は、きっと不安になったときに思い出すのではないかという予想に意外な言葉が返ってきたそうです。
「思い出すことあるよ。それはね、お母さんの作ってくれたお弁当を食べるときだよ」と…。
そしてそのお母さんは「お弁当と給食が半々と言うのはとてもバランスがいいと思います」と話してくれま
した。
あおば台幼稚園は園内で給食を作る自園給食です。
そして、作り手の給食スタッフが子ども達の中に入って、一緒に食べるので子どもの「おいしかったよ」
と言う声や、食べているときの表情をじかに目にすることによって、作る意欲となっているように感じます。
食べる量は個人差が大変大きいので、よそった後で担任が少し調整をします。
今は、平気で残すような時代ですが、自分の分は全部食べるということを願っての調整なのです。
そのために、平気で残す子は殆どいないのです。
「嫌いなものでも一口でも食べようね」と働きかけ、また、周りの
お友達がおいしそうに食べる姿が刺激となり、少しずつ食わず嫌いから“食べてみようかな?”
というように変わってきています。
温かいものを温かいうちに食べさせたいと言う思いで始めた給食が、
実は、子ども達の心をもあったかくしているものになっていると感じているこの頃です。
いじめらたり、けんかしてお友達が出来なかったら、と不安にな...
いじめについては、今の時代に保護者の方が不安になるのはよく分かります。
幼児期は大人のような気持ちがもてるほどの発達をしていませんから、
陰湿ないじめは無いと考えています。
それでは10代の子のニュースになるような事件はどこに背景があるのでしょうか。
子ども達が大きくなると、点数を競う競争社会に入っていきますが、
そういう中で、他の人に共感する気持ちや、思いやりなどが育っていくのが
阻まれていると言われているこの頃です。
いじめは昔からあったといいますが、ニュースになるような陰湿ないじめは
このような環境にも原因があるようです。子どもだけが悪いと言うわけではないのです。
あおば台では子ども同士のかかわり合いの中で、お友達の気持ちに共感すると言うことを
保育の中でとても大事に考え、保育案にも入れ、日々大事にしていますが、
実際にもそのような姿が多く見られています。
その為には子ども達が自然な形でかかわる時間がきちんと保障されなければなりま
せん。自然なかかわり…そんな中では当然ぶつかり合いも起きます。
けんかも起こるでしょう。しかし、子ども達の発達は未熟ですからそこに保育者の役割があるのです。
保育者が状況に合わせて、仲裁をし、相手の思いを橋渡ししていったり、どうしたらよかったのか一緒に考えたり、お互いの気持ちを切り替え、また遊び出せるように配慮すると言うような援助を行っています。
幼児期にこれらのことを十分に見ていかないと、その後の育ちがでこぼこになると感じています。
自由保育は協調性やしつけなどが育ちづらいのではないでしょうか?
仲間と協調して生活していくと言うことは、社会生活を営む上で欠かせないことです。
しつけは相手に快い感情を持ってもらうための個人的なマナーですから、
人それぞれの価値観によって異なります。
一般的に公共道徳として用いられることから、相手側に立って物事を考えられる状況判断が
できるようになってから、しつけは身につくと考えるのが発達心理から見た常識となっています。
逆に、恐怖心から条件反射的に行動させるのは動物を調教するのと同じ発 想です。
協調性もしつけも大人が言ったことを頭で理解させることが、発達に適したやり方ではありません。
家庭にあっては親の影響を受けながら、幼稚園にあっては仲間とのかかわりから、
嫌なことに出会ったり、悔しいことに出会ったりしながら、葛藤を繰り返していくことによって、
時には我慢したほうがうまくいくということを体で覚え自己統制能力が育っていきます。
このようにして人と協調することや、相手への思いやりを体得していきます。
社会生活の適応はまず、仲間を受け入れる気持ちが土台となりますので、
特にあおば台幼稚園では仲間関係が生み出す育ちに力を入れております。
登園拒否になったらどうしたらいいのでしょう…。
発達から言うと、年少さんはまだお母さんを、心の拠り所として生活しているので、
初めのうちは、登園拒否になってもおかしくないといっても過言ではありません。
しかし、子ども達は、常に前向きな心を持っていますから、慣れない不安な園生活の中でも、
楽しいことや、面白そうなことにアンテナを張っているように見えます。
担任の先生と関わりながら少しずつ安定していきますので、お母さんはマイナスに考えず、
ちょっと背中を押すようなつもりで送り出してください。
子どもはお母さんの心に敏感ですから、くれぐれも感情的になって“かわいそう”などと、
思わないようにしてください。
また、お子さんの様子について不安なことがありましたら、遠慮なく担任に聞いてください。
年齢の違う子と遊んだりしますか?
あおば台幼稚園では、年齢の違う子ども同士の交流をとても大切に考えて
います。年度初めに、3,4歳児は必ず5歳児とペア(3,4人ぐらいになることも
ある)を組みます。そして、毎日帰りに幼稚園バスに乗る際(または迎えの保
護者の方に引き渡すまで)一緒に手をつなぎ待っています。
ある日のことです。年長さん(5歳児)が、15,6人でなわとびをしていました。
とても楽しそうな様子に、年少さん(3歳児)2人が近づいてきました。
年長さんが「やりたいのね。並んで待ってて」と2人に伝えましたが、そこはまだ年少さん。
並ばずに待っています。年長の先生が「やる?」と誘うと、嬉しそうにやり始めました。
周りを取り囲んでいる年長さんは、ぶきっちょに跳んでいる様子
(全然“なわとび”になっていないのですが)を、皆ニコニコしながら見守っていました。
このように、自然なかかわりの中ではぐくまれる育ちが、どれほど今の時代に大切で、
貴重なものかを実感すると共に、今後も保育の中で学年を越えた交流が促されるよう、見て行きたいと思います。
自由保育と聞いていますが、一斉に皆で行う活動もあるのですか?
あおば台幼稚園は、自由保育ではありません。
子どもを主体とした“子ども中心の保育”です。
子ども達が生き生きと生活するためには、何よりも自主性が大切です。
その自主性が要求されるのが特に自由場面での時間です。
好きな場所で、好きなことを、好きな友達と、好きな遊び方でするのですから、
自ら選択して行おうとする力が必要です。
それが自主性で、子どもを主体とした保育の基盤ともなります。
入園当初は不安で遊べない子どももたくさんいます。
徐々に、担任との信頼関係を築き、園にも慣れてくると、保育者の誘う遊びに入り、
仲間との出会いが生まれ、共に遊ぶ楽しさを感じるようになります。
その安定を土台に、皆でする活動や遊びが楽しくなり、進んで参加するようになります。
あおば台幼稚園では子どもの生活を、
「基底となる生活」(自由遊び、仲間との関わり、生活指導)
「中心となる生活」(クラスが1つの目当てに向かう活動、運動会など)
「領域別活動」(描く、歌う、作る、数、文字、自然など)
の三層構造として捉えています。
子どもの豊かな園生活を保障するには、バランスのとれた保育内容が大切です。
一日の生活の中で、一人で、皆で、グループで、一斉に、自由に、集中、開放など
多彩な保育形態がカリキュラムに盛り込まれています。
毎日子ども達が、どんな気持ちで園生活を送っているかということを
大事に考えながら保育をしたいと思っています。
あおば台幼稚園の特色は何ですか?
一口に言うと、“子ども中心の保育”です。
重要なことは、子どもの内面を理解しようとする姿勢と、発達理解、きめ細かく
立てられた保育計画です。
そしてそれを支えているものは、保育者の信念と、熱意ではないでしょうか。