園に来られた方の質問よりピックアップしました
時代の変化の中で園長先生の考えはどう変わりましたか。
子どもたちをどう育てて行けば良いのかという基本的な保育理念は変わりません。
核家族化が進み書物による情報が氾濫し、その整理だけでも母親はクタクタです。
そのために幼稚園は正しい情報を伝える発信基地でなければなりません。
それが”どんぐりくらぶ”という1~2歳児の保育になったわけです。
あるおばあさんが言っていました。「今の若いお母さんたちは偉いもんだ。じいさんばあさんに頼らなくても結構やっていける。毎日子どもと向き合っているのは大変なことだよ。」と。
その言葉を聞いたとたん「こうやらなければだめだ」ではなく、私自身がもっとお母さんたちの中に入って「たまには息を抜きなよ」と言わなければならないのだということに気がつきました。
預かり保育も給食も、それこそ心配しないで一緒にやって行こうというアピールなのです。
今まで園長職にあって嬉しかったことや辛かったことは何でしょうか。
あおば台幼稚園の運動会は数年前から卒園児の小学校6年生がお手伝いに来てくれますが、どの子も変な癖もなく素直に育っていてとても嬉しい。
卒園児と会えることが楽しみです。子どもたちと一緒にいて辛いことはありません。
何と言っても私がお山の大将ですからね、楽しいことばかりですよ。
最後に幼児をもつご家庭に望むことがあればお聞かせ下さい。
それぞれに悩みを持ちながら、そして少しばかりの期待を持ちながら毎日子育てに追われていると思います。
大変な仕事を担っているお母さんに何も要望することはありません。
一言あるとすれば、今あなたが悩んでいることは、あなただけが特別に悩んでいることではなくて、だれもが経験をしていることですから心配 は要らないと言ってあげたいと思います。
不安になることはありません。一緒に考えて行きましょう。