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2025年6月の記事一覧

寄り添う

お泊まり会が今月末にある。

これまでは7月の行事だったが、熱中症対策として時期を早めた。

あおば台では活動の初めの”導入”を、園長がすることが多い。

いかに興味を持ってもらえる時間にするか、、、こちらも真剣勝負だ(笑)

 

「心配なこと、ないかな?」

元気よくあちこちから「ハイ!」「ハイ!」、、不安を表す素直さに感動するほどだ。

一人ずつ話してもらう。

複数あったのが「お母さんがいないと寂しい!」「住んでないから(泊まるには幼稚園は慣れていないから)」

それに対して他の子たちに意見を聞いていく。

「みんなで、手つないで寝る!」

こんな風に人の心に寄り添う姿を見ると、尊い世界に触れた気がして子どもの崇高さを感じる。

 

「いつものぬいぐるみ、持ってないと寝られない」と切実な思いが発表される。

心の中で私は『どうかな?同調して「いいよ」っていうかな?』

ところが、他の子たちにふると「幼稚園には家からおもちゃを持ってこないって約束だよ」との声。

私がぬいぐるみのその子に「どうする?」と言うと「我慢する」と。

一瞬でその子の顔が引き締まり、お泊まり会の”ねらい”は達成された!と思ったほど。

 

私は時々行事の意味って何だろう?と考える。

 

例えば運動会へ向けて活動をしている時私が子どもへ「本番」というような言い方をすれば、今は亡き塚原港園長は「子どもにとっては一瞬一瞬が本番なんだ」とただし、保育の本質に戻してくれた。

日々連続して切れ目なく流れている幼稚園の生活。

子ども達が幼稚園にお泊まりするそ日まで、子ども達の気持ちを盛り上げる仕掛けがいっぱいだ。

『ああしよう、こうしよう』と、保育者の真剣な話し合いが続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

AIのこと

AIが社会で利用され始め、当初の予想と違っていた部分の話になった。

外部の業者さんとの会話だ。

K氏「イラストレーターの仕事などはどんどんAIが仕事を取って代わりそうですね。コンビニのポスターもそんな感じがしました」

私 「コンビニなんかも、真っ先に店員さんがいなくなると聞いていましたが、そうでもないですね」

K氏「AIは聞けば何でも答えてくれますが根拠は示しませんから結局何かあった場合はAIの責任か自分の責任か、、、難しい部分ですね。」

『へーっ!!」と感心しっぱなしの私。

私の漠然としたAIの知識が人との会話によって整理されるのがありがたい。

そしてこんな話をしてくれた。

「例えば裁判での判決文は何十ページにもなりますが、それをAIに『1000字でまとめて!』とお願いする事も出来てそういう面は便利ですね」

AIは何でも答えてくれるが根拠は明示されない。。。

私も使ってみたいと思っているが、よく見るYouTubeも嘘もあれば根拠のない話しもある。

自分はそれに初めからは気づいていない。

親戚の若者に指南されてから分かったことだ。

 

使って便利、だがいろいろな問題も起こってくるのだろうな。

しかし、AIを経験することはAIについて少しでも話に入れたい自分には大切なこと。

知り合いにお願いしてAIを使えるPCにしたい、そんな風に思うこの頃だ。