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3年生最後の校外学習
先週3月13日に3年生全員で、校外学習に行きました。
行先は、「上高津貝塚ふるさと歴史の広場」です。
上高津貝塚は今から3千年~4千年前の縄文時代後期につくられた関東地方でも有数の大規模貝塚です。
考古資料館では、縄文時代についての理解を深める展示があり、屋外には竪穴式住居の復元や貝層断面を
見ることもできます。
5人中2人は何度か来たことがあるようですが、今回は学芸員の方が傍について詳しい解説をしてくださいました。
(ありがたいです。とても丁寧な解説でした。)
本格的に歴史を習うは6年生からですが、
歴史が大好きな男の子達は、矢じりの原料である「黒曜石」という言葉や、霞ヶ浦が昔は海だったということも
答えられていました。日頃の勉強の成果が出ていましたよ。
資料館を見た後に、外の展示物を見にいきました。
竪穴式住居の中には、入ることもできます。
縄文時代の人たちは海水から塩を作って、隣の村々と交易(物々交換)をしていたそうなのですが、
海水を運びいれる際に、予め塩分濃度を濃縮した状態にしてから一か所に溜めて
それから、塩を作っていたそうなんです。
今から4千年前の人々がこの場所で暮しを営んでいたのだな~
と思うと、歴史ロマンを感じました。
ある女の子は、縄文時代の埋葬方法を聞いて面白かったと言っていました。
縄文時代は屈葬といって、足を折り曲げて埋葬していたのですが、
それには、胎児と同じ体勢をとることによって、
もう一度この世に転生するという意味があったのでは
ないかと学芸員の方が解説してくださいました。
教科書で太字で習う語句が目の前で実際に見ることによって
こんなにも色鮮やかに記憶に残るのだな。
と思いました。
土曜日は、小・中・高校生は無料で見学できるそうなので
皆さんも是非足を運んでみて下さい。