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職場訪問(7・8・9年生)
今年の職場訪問は国会に行ってきました!
国会議員を目指す人は多くはないでしょうが,いろんな職業を調べるという点で言えばなかなか体験することが無いものだと思います。
特に今回の訪問で体験したことは,衆議院や参議院において実際に行われている形式にのっとって法律案を審議してみようというものでした。
議長,委員長,大臣,法案提出者,衆議院議員など役割にわかれて本格的な審議が行われました。
ここで法律ができるまでの流れを簡単に説明します。
まず,内閣や国会議員が法律案を衆議院議長に提出します。議長はまず委員会で審査し,採決がでれば今度は本会議で法律案が審議されます。本会議で可決されれば,次に参議院に送付され,同じように委員会,本会議で審議されます。ここで可決されれば法律となり,公布される形となります。
・・・。言葉で説明すると難しいですね。でも法律ができるためには多くの審議を経てやっとできるんだなということはわかると思います。
さて,今回私たちが体験したのは参議院における委員会と本会議での審議です。
法律案は「未成年者禁煙・禁酒法改正案」というものです。
委員長「ただいまから内閣委員会を開会します。未成年者禁煙・禁酒法改正案を議題とします。まず提案者から趣旨説明を聴きます。」
衆議院議員「この法案を提案した理由を説明します。―」
という風に委員会で審議が進んでいきます。このあと委員から質問がいくつか出され,提案者や国務大臣が答弁していきます。
なお委員会では全会一致で可決されました。
続いて,本会議にうつります。
議長「これから会議を開きます。・・まず委員長の報告を求めます。」
委員長「ただいま議題となりました法案につきまして,内閣委員会における審査の経過と結果をご報告いたします。――」
議長「これから採決をいたします。本案の賛否について投票ボタンを押してください。」
投票結果はこのようになり法律案は否決となりました。
このように他ではできない体験をすることができました。
この後,参議院の中を見学しにいきました。ちょうど今日は「IR=統合型リゾート施設の整備法案」について参議院で審議が行われており審議の休憩中に見学するという形となりました。見学が終わった数十分後には再開したみたいです。
先ほどネットで確認しましたが,大分審議が白熱してたようですね。
内部はさすがに立法権を司る場所だけあって豪華な造りとなっていました。撮影禁止だったので,写真を撮ることはかないませんでしたが・・。
でもなかなかできることではないので良い体験になったと思います。総会でも活かせそうですね。
この後職業体験も控えています。今回と同様にいろんなことを学んでください。
おまけ。帰りには近くにある日枝神社にお参りにいきました。