初等学部の理事長で、幼稚園の園長でもある港先生の熱い想い

2013年11月の記事一覧

1年生わくわくランド

昨日から1年生のわくわくランドが始まっているけれども、昨日は幼稚園にいて1年生の部屋を覗くことができなかった。今日は何としても観てみたかったので、5時間目までに間に合うように仕事を片付けてきた。1年生の部屋を覗くと、4年生から上の子たちが交流していて、その様子をじっと見ていたら、皆1年生に気を使いながら、言葉も丁寧に対応していて、ふんわりとした温かい雰囲気を感じた。1年生は何とも得意気である。

上級生の下級生特に1・2年生に対する対応の仕方はとても素晴らしい。優しさというだけでは何とも表現できないものがある。いたわると言うか、仏のように慈愛に満ちた関わり方をする。このような様子を親に見せたらどんな気持ちになるだろうかと想像すると、わが子のところへ飛んで言って抱きしめたくなるだろうと思う。素晴らしい子ども達だ。彼らの目線は上から見るようなことはけしてしない、いつも並行だ。その感覚が素晴らしいではないか。

幼稚園でやっているお店やさんごっこみたいなものだが、中にはゲームコーナーや制作などがあったりして『楽しむ』ということを演出している。幼稚園の年長さんとまったく一緒で満面に笑みを浮かべて楽しんでいる。効果を最大限にかもし出しているのが上級生の存在だろう。彼らの存在がこの学校の特色を充分に出してくれている。

はなしは変わるけれども、小学校の教諭がテストの結果を改ざんして、評価を上げたという話があった。当事者曰く『一生懸命やっている子どもたちの情にほだされた』と。情にほだされてそんなことはしないだろう。一生懸命やっているけれども点数が低ければ自分の教え方に問題があると考えるのが普通だ。申し訳ないと思えば結果を改ざんなどするわけがない。子ども達に『申し訳ない』と謝罪し、子ども達と共に取り組めばよい。

冷凍しておいた餅を焼いた。全員の数だけないので、早く集まった順から3人に1個という風に渡した。3で割るのが難しいけれど、それなりに奮闘して分けて食べていた。不思議なことに分けられた餅の大小にこだわる子が皆無であった。こちらで見ていて『それはちょっと小さいのではないか』と思うものでも、3人でニコニコして食べている。幸か不幸か食に貪欲でない。きっと良いことなのだろう。