初等学部の理事長で、幼稚園の園長でもある港先生の熱い想い

2015年4月の記事一覧

3歳児

就園まえに公園デヴューをしっかりとやってきたのか、3歳児が新しい場所に来たことにそれほどの違和感がない。初めて接触するのでも、抵抗を感じさせない。不安定な子がいるというのが定説で、必ず何人か入るものである。どうなっているのだろうか。2歳児教室に通っていたという人が多いのだろうか。今はまだ慣れるまで午前保育であるけれど、帰る頃になると疲れてしまうのか保育者に抱かれている子をちらほらと見る程度で、ギャーギャーと泣く子が見当たらない。分からずやがいないというか、よくなついている。

母親の頑張りが、こんなにも子どもたちを幼稚園に近付けてくれたのだろうか。幼児期というのは自然体が一番良いけれども、もし自然体で今のような状況になっているならば、発達段階において、かなり大きな示唆を与えられる状況だ。そのくらい大きな変化である。

初等学部では初めてファミリア開きがあった。それぞれのファミリアに移動した子どもたちは、まず最初にリーダーを決めようと言うことになったらしい。リーダーはほとんどが自薦で決まるが、手を挙げることが大切である。手を挙げられるような子どもたちを作って行こう。子どもたち中心でがファミリアが行われていくけれども、何かと口を出したくなるものだけれども、少し我慢して動き出すのを見てみよう。動き出したら、多くの欠陥に気付くことになる。

子どもたちのやる気というのはすごいエネルギーである。今日は雨だと言うのに、食べること大好きファミリアは、畑を耕したいと言ってきたり、建物ファミリアは、何階建ての家を作ろうかなどと話している。劇団も、まだ何も決まっていないのに劇は何回公演しようかなどと話をしている。まずは脚本を誰が書くのかだろうな。全員が書いてもいいし、自薦でもいいのだが今日は時間が足りなくなってしまった。