初等学部の理事長で、幼稚園の園長でもある港先生の熱い想い

2017年5月の記事一覧

プレイデイ

今日はあおば台のプレイデイだったが、朝から本降りに近い雨音で昨日のうちに延期を決定しておいてよかった。何か行事があるときには、いつも天候が気になる。私個人としては、その時勝負でも仕方がないと思っているけれど、保護者の中にはその日に休みを取るなどと会社と相談しなければならない人もいるから、なるべく全員参加でやりたいので、空模様を気にしなければならない。保護者と子どもたちと保育者が一緒になって遊ぶという企画だから、子どもたちばかりではなく、保育者もまた楽しみに期待している日なのだ。明日は第二だけれども空模様は大丈夫だろう。

人の成長と言うのは、(教育と言うのは)自立を持って終息すると言う考え方があるけれど、だからと言って早く自立を促せばよいというものではないだろう。年齢的な発達理解が大切だし、人によって発達と言うのは一様ではない。自立と言うのにも何を持って自立と言うのか、自分の力で飯が食えるようになればそれで自立と言うのか。そうでは決してあるまい。もっと細かに分析すれば、エリクソンのアイデンテティの概念のステイタスが、どの程度まで本人が認知しているのかであろう。

以前にも書いたように、10歳ごろから子どもたちは大人になる訓練を自ら非認知の中で習得していくように感じる。子どもが反抗するのもこの頃からで、12歳から16歳までの間に正常な反抗期は終了するように思われる。その間に親も子育てには苦労するけれども、子どもが反抗するのは、自分がどうにもならないというサインを出しているのだから、成長過程の一コマと思い、子どもと一緒になって熱くならないで『よく育ってくれた』と自分に言い聞かせ冷静になりましょう。子どもも辛いのだから。