初等学部の理事長で、幼稚園の園長でもある港先生の熱い想い

理事長・園長のちょっと言わせて

書くべきことは山ほどあった

小学校1年の卒園児の集まりが両園ともにあった。いつもは5月中に行われていたけれども、今年はなぜか6月の最後の土曜日になってしまった。丸まる1か月も伸びたからその間学校にも慣れたのか学校での嫌なことはあまり聞かれなかったが、登校班で意地悪されるなどの嫌がらせが後を絶たなかった。『授業は楽しいか』との質問に『選択授業がめちゃ楽しい』と答えた子がいたので『どんな選択をしているのか』と尋ねたところ『ステンドグラス』と即座に答えていた。初等学部の子だったので担任の教師にさっそく話をしてみたところ、最初はうまくステンドグラスといえなくて『デザイン』と言っていたらしい。

同じ日の土曜日と日曜日にかけてイイアスつくばで私学フェアーが行われていた。私も1年生の集いが終了次第会場に駆け付けたが、見学者はたくさんいたけれども小学校を対象としている青葉台にはあまり観客は集まっていないようだった。ほとんどが高校受験のようであったがそれにもめげず翌日も会場へ行ってみた。するとわが校のブースには点々と訪問者が椅子に座っていて、そこには学校説明をしている教師が真剣に取り組んでいる。思わず目頭が熱くなってしまった。小さなブースの中で懸命に学校紹介をしている姿に感動した。他の裕福な学校と違いわが校は殆どが手作りのサンプルである。何とかこの子たちを幸せにしてあげたいと思わずにはいられなかった。

もう一つ感動したものがある。ワールド杯サッカーである。一次リーグを突破して決勝トーナメントに残ったが、一次リーグの最後の試合でパス回しをして勝ち残ったというのがなんとも後味の悪いことであった。私も最後は攻め抜いて決勝トーナメントに残るという結果が一番良いと思うが、逆に残れなかったらと考えると西野監督の采配がベストだったのかと思う。それにしても誰もがあっさりと負けてしまうのではないかと弱気になっていたのに、ブルーのユニホームがコートの中を縦横に踊り2-0で勝っていた時には、日本に新しい風が吹くと今度は誰しもが勝てると確信したのではないか。結果は負けたけれども感動的であった。感動をありがとう。

もう一つある。米国との貿易摩擦である。日本以外の国は米国の関税に対して報復措置鵜をとると表明しているのに日本は様子を見るといった消極姿勢である。次いで今度はイランの核問題に触れ、イランからの原油の輸入をストップしてくれとトランプに言われたが、これについても様子見である。まったく日本は米国の属国である。北朝鮮問題も何も進んではいない。結局なんでも米国頼みだから、今の政権は売国奴である。日本は独自のアイデンテティがあってしかるべきで、米国の言いなりになるのはやめてほしい。