初等学部の理事長で、幼稚園の園長でもある港先生の熱い想い

理事長・園長のちょっと言わせて

米朝会談の成果

日本にとって米朝会談の成果は北朝鮮との拉致疑惑に関する話し合いの糸口ができたというくらいだろう。米朝の会談は北朝鮮の方が有利に進めたようだ。米国にも韓国にもあまり成果は見られなかったと言っても言い過ぎではない。完全な核放棄の行程表もないし核に対する査察官派遣の話もない。大山鳴動してネズミ一匹という感じは否めない。これではこの先経済制裁などと言ってもかなりのほころびが出て、北との交渉はもっと難しくなる。

何でも米国に追随している日本だから、自国の主体がはっきりしない。ウランバートルで北との接触があってどの程度の拉致被害者を返してくれるのか、会えたことだけで前進だなんてことではすまされない。外交交渉にはしっかりとした軍隊が必要だ。戦争のための軍隊ではなくて自国の安全と安心を買うためのものだ。軍隊を持てば戦争になるなんて言っている似非文化人がいるけれど、それでは地球上毎日戦争になるではないか。

また自国の利益だけを求めるようなトランプのようでは他国から見放される。米国に強力な軍隊がなかったら、トランプはただの裸の王様だ。日本は継座がどうなるかばかりを追及しているけれど、これは本当に国民が求めているものなのだろうか。どこかで幸せのレシピを公表しないと必ず行き詰ることになりはしないだろうか。経済はこの辺まででということがないと、飽食の時代をさらに求めていたのでは途中で空中分解してしまうのではないか。

子どもたちを安全に幸せを求める育て方をしないと、経済の効果ばかりを追い求める育て方では、決して幸せにはなれないだろう。他人の幸せの援助をしてあげられるような人は必ず幸せになれる。そのようなレクチャーセンターを各学校にあればぎすぎすした世の中にはならない。そのような政策は損得に関係ないから政策として成り立たないのかもしれない。