初等学部の理事長で、幼稚園の園長でもある港先生の熱い想い

2017年4月の記事一覧

動き出した幼小中

小中の入学式はひと足早く始業日を迎えた在校生が工夫を凝らしながら作り上げたものだ。司会から歓迎の挨拶など最後まで子どもたちの脚本だ。唯一教師の紹介は教師が行ったが、新入生を歓迎する心のこもったものであった。特に新入生にお土産を渡す場面が面白かった。うちの子どもたちはマイクを握っても堂々としているから、何かへまをしないだろうかなどの心配は全くいらない。学校を作って本当に良かったと思える瞬間でもある。屈託がなく心が自由だから生き生きとしている。1年生もまるで自宅にいるようで、伸び伸びとしていて気持ちがよい。

そして幼稚園。数年前と比べたら泣く子どもたちがぐっと減った。女児では泣く子が殆ど見当たらないのに対して、泣いている声が聞こえて、そこへ行ってみると保育者の膝の上で泣いているのは殆どが男児である。大人になっても、強そうに見えても影に隠れて泣いているのは男性ではないか。その内容は幼児期とは違っていても、殆どは女性に助けられている。女性は強い!

久しぶりに晴れた日だったので、園庭は子どもたちの花が咲いて満開である。おりしも雨上がりであるので、水溜りがあちこちに出来ている。よせばいいのにその水溜りをめがけて『じゃぼん!』とやる。水しぶきが上がると同時に歓声が上がる。それをあきることもなくやり続けている。だれも注意をしないから思い切りそれを楽しんでいる。親がいたら必ず止めるだろうと眺めていたら、その水溜りに座り込んでしまうものが現れた。そこへ保育者が現れると、今度は『鬼ごっこ』だ。楽しいはずだよ幼稚園は。