初等学部の理事長で、幼稚園の園長でもある港先生の熱い想い

2017年9月の記事一覧

人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ

人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ。ロバート・フルガムの有名な本の一節である。彼は職業を聞かれると『哲学者』と答えていたというけれど、なるほど読めば読むほど含蓄の深い意味が並んでいる。もうあれこれ27年も前に出た本であるが、その当時私は全くこの本に気付かなかった。数年前に全日本幼稚園連合会であった友人に紹介されたものだ。改めてこの本を手にしてみると。哲学者でありエッセイストでもある。さわりの部分だけでもここに紹介しよう。

何でもみんなで分け合うこと。
ずるをしないこと。
人をぶたないこと。
使ったものは必ずもとのところに戻すこと。
ちらかしたら自分で後片付けをすること。
人のものに手を出さないこと。
誰かを傷つけたら、ごめんなさい、ということ。
食事の前には手を洗うこと。
トイレに行ったらちゃんと水を流すこと。
焼き立てのクッキーと冷たいミルクは体にいい。
釣り合いのとれた生活をすることーー毎日、少し勉強し、少し考え、少し絵を描き、歌い、踊り、遊び、そして働くこと。毎日必ず昼寝をすること。
おもてに出るときには車に気をつけ、手をつないで、はなればなれにならないようにすること。
不思議だな、と思う気持ちを大切にすること。発泡スチロールのカップに巻いた小さな種のことを忘れないように。種から芽がでて、根が伸びて、草花が育つ。どうしてそんなことが起きるのか、本当のところは誰も知らない。でも、人間だっておんなじだ。
金魚も、ハムスターも、二十日鼠も、発泡スチロールのカップにまいた小さな種さえも、いつかは死ぬ。人間も死から逃れることはできない。
何よりも大切な意味を持つ言葉。『見てごらん』

あえてコメントする必要はないだろう。今日の学校説明会で、この話をした。幼稚園でも、小学校でも、人生の出発点ということでは同じことだ。

またやったか北朝鮮!

6時57分に北朝鮮西海岸近くからまたもや日本の上空をミサイルを飛ばした。Jアラ-トが鳴ったのは7時7分ごろ、その頃はもう北海道上空を通り過ぎて行った。14分には北太平洋上空に消えた。日本も多分アメリカも北朝鮮がこんなに早く原爆を保持し、ICBMを開発できるなど思ってもいなかった。北朝鮮を甘く見ていたという失敗がある。その陰には核不拡散と核の縮小で核関係の科学者がロシアから大量に北朝鮮に流れたという噂が絶えない。それについてはロシア は何のコメントも出さないし、米国もそれらを突っついたりしない。そのカードはいつ切るのか興味がある。

『オオカミが来たぞー!』と叫んで面白がっていた少年は、今度は本当に来た時に誰も助けにきてくれなかった。これと同じようにしょっちゅうJアラートが鳴っていると、誰もミサイル攻撃が あった時に逃げたり隠れたりすることができなくなってしまう。北朝鮮は核を持ったことから鼻息が荒く、日本を取るに足らぬ四つの島を海に沈めてやる!と脅している。左翼系の学者の話を聞いていると、悪いのはアメリカや日本だみたな言いかたである。多分彼らが日本をつぶしてしまうのだろう。

おりしも北朝鮮の高等学校が高校無償化の対象にならず、また補助金も受けることができなくなった。裁判所前では『なめるな!』とか『いつまで私たちを差別すれば気が済むのか!』というような怒号が渦巻いていた。何を言っているのか。彼らは北朝鮮総連の傘下にあって、私たちの税金を本国に送金してしまうおそれが100%あるではないか。ならば本国へ帰ってカリアゲ君を諫めてくれば良い。ここは日本の国だから日本の法律に従って、負けた時には不当判決などと言わ ないで静かに従ってほしい。

今回の発射で米国はどう出るのか。日本の上空を飛んでいても日本は『断固として容認できない!』最高に強い言 葉で抗議すると言っている。決まり文句だから小学生でも覚えてしまっている。第9条があるから日本は手出しができない。どこの国でもこれだけのことをされ たら宣戦布告と同じだろう。相手国基地攻撃を可能にするだけで、彼らはミサイル発射を躊躇するはずだ。子どもたちの誇りのために、子どもたちの命を守るた めに、子どもたちの未来のために強い品のある国にしてほしいものだ。

またまたショック!

北朝鮮には白頭山偉人称賛国際祭典というのがあって、8月15日祖国解放記念日に合わせ、世界61カ国から金正恩委員長を称える人士240人を北朝鮮に招待して開かれる。そこに日本人数名も招かれたらしい。日本代表として招かれたのがなんと、元社民党国対委員長日森文尋氏である。その人が堂々と平城の国会議事堂で演説した。以下その内容である。

『朝鮮人民は、金正恩委員長の卓越した指導によって一心団結し、核武力建設を発展させ、米国を対話の舞台に引きずり出す決定的な力を保持されたことに敬意を表します。またICBM火星14型の試射を成功させたことは、この力をますます確固たるものにしました・・・・』というものであった。この記事を書いた記者 は朝鮮労働党の幹部のような錯覚を覚え耳を疑ったと書いている。もう一人民主党野田政権時代にいた法務大臣の平岡秀夫氏である。二人共に政党の要職、あるいは国家の要職にあった人だ。

極めつけはミサイルを開発する科学者や技術者たちとの対話集会で、平岡氏は聞きとして彼らの 説明を聞き『交流』していたのだったと書かれている。現職の国会議員ではないと言っても、このような日本の国の状況にある時、平気で北朝鮮を訪れ、核実験 を称賛し、北朝鮮の委員長を称賛し、少しでも日本のためにできたことはあったのかと首をかしげたくなる。日本の国会議員は何処の国のためにあるのか。全てがとは言えないが、民進党も社民党も解党して国民の前にひれ伏して謝罪しなければならないだろう。日本の恥だ!。

また日本の核武装を絶対に否定している人が、北朝鮮へ行っては核武装を発展させたことに、多大の称賛を北朝鮮人民に送っている様は、何と言い訳するのか。社民党や、民進党に聞いてみたいものだが、すでに国会議員を辞めたと言って取り合わないだろうが、多分党籍は残っているはずだ。日本国民として誤ったメッセージを送っていないか気がかりだ。変な人間がいるものだ。

ショック!

ホーキング博士曰く『人間社会はあと100年で終わる』と。いつだったかホーキング博士は人間社会は1000年続いて終わるようなことを言っていたけれども、 最近の世相から10分の一になってしまった。これはどう思いますか。全く希望のない社会ではないか。世界史をひも解いてみると、欧米列強国の植民地主義が帝国国家を築き、国を挙げての泥棒、強盗がまことしやかに行われて、一番他国の民衆を苦しめた国が世界経済を牛耳て、恥じることがない。正直これが今の世界だろう。

わが国日本は植民地主義ではなかったのかというと、日本もまた東洋では唯一の帝国主義国家であった。台湾や韓国を植民地としたけれども、欧米の植民地というのはその国の富を根こそぎ奪ってきてしまうものであったのと比べると、日本は民族同化をうたい差別をしないように気遣った。 そして電気を引き、教育を施し産業を興し、植民地以前よりもかなりの文化的水準を押し上げた。韓国などとやかく言っているけれども、日本が併合しなかったらどうなっていたのか。そういうと上目線だと言われるから言いたくないが、一言言ってやりたいものがある。

韓国に向かって話すことは沢山 あるが、この紙面に書くには2日ぐらいかかるだろう。インスタントラーメンの技術を無償で提供したのは明星出し、車の製造技術をこれまた無償で提供したの は三菱自動車だ。自分たちで作りだすと言うことが全くないものだから、こんなことを書きだしたら止まらなくなる。話を元に戻してホーキング博士は、北朝鮮を核保有国としたなら、核廃絶どころか核拡散になって地球の将来はないと言明しているのだ。そうなってしまうのだろうか。

北朝鮮問題どうなる?

北朝鮮問題を解決するために緊急安保理が開かれた。もう何回も決議を行っているけれど一向に北朝鮮は行動を改めようとしない。今回で9回目の決議だというけれど、中ロがすんなりとこの決議に従うかどうか極めて疑わしいのではないか。今回はかなりの部分が骨抜きになっていて、これで効果があるのだろうか首をかしげたくなる。北朝鮮に対する安保理決議はこれで最後だというメッセージが北朝鮮に伝わったのかどうか。この次はアメリカの実力行使になるということを暗に示しているのだろうか。

もしこのまま北朝鮮を核保有国として認知してしまえば日米安保は機能しないということになり、韓国も日本もアメ リカを信頼できなくなり、重武装国家に突き進んでいくことになるだろう。アメリカが韓国から軍隊を引き揚げたら、北朝鮮は必ず韓国を武力併合し、日本と対峙することになる。その後ろ盾になるのは中国とロシアだ。そのどさくさにまぎれて中国は尖閣列島を奪い取るつもりだ。ロシアは経済的に日本をうまく利用しようとし、北方4島に軍事基地を作り、日本の抗議など馬耳東風だ。なのに経済協力などと言って日本は今までにどれだけのお金を取られてきたのか。

外交は難しい。狐と狸どころではない。人間の顔をして、議論しているからどうにも始末が悪い。日本の国は一時も早く敵地攻撃をできるように法改正を行い、そ れに見合う兵器の研究を速やかに行わなければならない。戦争はだめなのは誰でも一致した意見であるけれど、日本の子どもたちが敵の凶弾に倒れたとなったら、黙っていられないだろう。それでも平和的解決をとか、外交でもって戦争を回避せよなどと言えるのかどうか。わが子が殺されたらどうするのか。命がけで子どもを守るのは当たり前ではないか。無責任な楽観主義が危険を誘うものだ。