初等学部の理事長で、幼稚園の園長でもある港先生の熱い想い

2014年12月の記事一覧

幼小中の発達

幼少中とここまでできればしっかりとした人間像を構築することができるだろう。しっかりとしたというのは、自分のことは自分で決めるという人間としての自立のことだ。あと20年足らずで現在の職業の65%が無くなり、新しい職業になっているというのがアメリカの経済学者の言うところだ。多くはベンチャー企業だろうが、コンピューターを自在に扱えることは絶対に大きな強みとなる。パソコンを駆使し、新しい発見をしたりする人は重要に扱われる。どこの大学がどうかなどの話は全く聞こえなくなるだろう。時代が変わるのだ。

目まぐるしく変わっていく世の中に突入することは間違いがない。乗り遅れないように、アンテナを高く維持していなくてはならない。私はワープロが出てきたときにいたく感激し、その便利さに絶句するような文明のショックを得た。しかしワープロを習い図面まで書けるようになり、ほとんど自在に使えるようになったのだが、それに慢心したところがあって、そのあとに出てきたパソコンに見向きもしなかった。それどころか無視していたのだから始末が悪かった。全く乗り遅れたのだ。だからパソコンに入っていくのにとても苦労した。

ワープロができれば簡単に覚えられるよと言ってくれるけれども、キーボードは同じだけれども、内容が全く違う。これを覚えられれば、すごく便利で、USBメモリーなどというのが会って、簡単に保存もできる。これで図形や絵も書けるなんて夢のような道具ではないか。乗り遅れたおかげで習う気にもなれない。全く悔しい話だ。今さら習うより、若い先生方は結構自在に利用できるので、彼らにお願いしたほうが早い。とはいっても内心は自分でできれば楽しいだろうと思っているが、覚えようとする気力がない。

これは自分自身が世の中の動きに無頓着で、アンテナをしまっておいたことが原因で、取り返しがつかない。とても情けない話だ。幼少中と子どもたちを見るとなると、よくよくアンテナを巡らせておかないと、子どもたちの行く末を誤ってしまうだろう。コピーも三次元のものが作れる時代になってしまった。昔の人が見たら全く信じられないような出来事だ。コンピューターの画像解析などは最先端技術となって、パソコン一つでモノが作れるようになってしまう。沢山の冒険の経験を積んでほしいものだ。それが何よりの学習だろう。