初等学部の理事長で、幼稚園の園長でもある港先生の熱い想い

2013年11月の記事一覧

筑波大幼心研終わる

あおば台幼稚園が名実ともにお世話になった筑波大幼心研が幕を閉じることになった。思えば27年前に杉原一昭先生のところへ飛び込んで行った時から幼心研が始まった。その当時研究生だった桜井茂男先生は、奈良教育大学へ赴任したものの、すぐに筑波大に戻ってきて教授となって現在も活躍中だ。その間大勢の研究生が各地に赴き大学の先生となっている。そんな素晴らしい先生たちに、ご教授いただいたことにただ感謝あるのみである。

徹底的に発達心理を学ばせてもらったと同時に、かわるがわる発表する院生や、研究生たちの内容は、私たちが多分必要だろうと思われる事柄を、興味深く説明してくれた。頭の良い人たちだから、問題点を整理して分かりやすく話しかけるようにして私たちに話をしてくれた。単純な安易な質問でも、懇切丁寧にあきらめずに話をしてくれるので、あおば台の教師たちはその人柄にうっとりとしてしまったものだ。

一昨日行われた幼心研では、私が今までの幼心研に対する感謝の意を50分かけて話をした。院生や研究生に交じって、大学生もいたが、その大学生はあおば台幼稚園の卒園児で、大学の掲示板に私の名前が出ていたのでゼミに出席したと話していた。こんなところで卒園児に会えるなんてとても嬉しかった。帰りには教授と研究生と卒園児と8人で食事をして散会となったが、心に残るゼミであった。名残惜しいけれども、創始者の故杉原先生や桜井先生に重ねて感謝したいと思う。